収録風景【第21回】
  1. 収録の様子
  2. 堀川りょうキャラ列伝 ベジータ
  3. 堀川りょうキャラ列伝 コウウラキ


第21回放送は人気の「堀川りょうキャラ列伝」アンコール放送です。

実は今日から不定期なんですけど、シリーズ企画として、堀川さんが今まで演じてきたアニメキャラについて語ってもらうコーナーが出来ました!
あ、そうなの!なんか突然ですね。あ、今思いついたんじゃないの。
そうですよ。って、嘘ですけどね(笑)
スタッフさんが考えたんですけどね。

堀川りょうキャラ列伝

第一回目の今日はドラゴンボールのベジータについて、その1ということで一回では語りきれないですからね。語り尽くすまでシリーズ続きますからね。


ベジータについて熱く語ってください。
何から言えばいいかな。あの人はね、血筋が王家とか、初めは決まってなかったと思うのね。最初に登場したときは2、3回で消えてなくなるんだろうなと思ってまして。
ほー?そうなんですか。
ゲストキャラでね。それがなかなか死なないキャラになってましてね、いつの間にか不動のレギュラーになってましたね。いいんだろうかみたいな。
いなくてはならない人ですよね。
その途中でベジータ星の王子とか、そうだったの!みたいにね。いつの間にか地球に帰化して地球人と結婚してね、子供まで出来て。悪役だったんじゃないのかー?って。ヒールだったのが、善玉にね、善玉ってわけでもないけどね。


ドラゴンボールのベジータ2回目です。前回は登場した頃の話と、数回で出番が終わる予定がどんどん人気キャラになって・・っていうお話でしたが、今日もベジータにまつわるお話を聞かせてください。

色々あるんですけどね。そうだな、やってて、あぁようやく一番キャラが出来上がってきたなぁっていうのはね、特訓してるシーンがあるんですけどね。
特訓ですか?
地球でね、重力室で腕立て伏せをやっててね、普通の地球のGよりもはるかにGがかかるところで腕立て伏せやっててね。ただ王子様王子様してなくて、こいつガッツあんだなって。「負けるもんか、きさまに!」って。
あ、今ちょっと出た!
見えないとこで努力するやつなんだ、ただ単に傲慢なやつじゃないんだって。
その努力を見せないとこがかっこいいですね。
そうね、彼はすごくプライドが高い人ですからね、あの人は俺と違ってね。
え?(笑)
まぁ、そのシーンをみてね、そのキャラクターの厚みが出てきたというかね。
おぉー!こんな話も聞けちゃった!
やればやるほど、呼吸というか、みんな合うようになってね。長寿番組ってね、「つー」といえば「かー」、もう打ち合わせしなくてもね、目をみたら相手がこう出てくるなって分かる。野沢雅子さんとね。
あ、悟空の!
そう、打ち合わせしてなくってもね、「りょうちゃん、こうしようね」「わかりました、行きましょう」って、会話なくてもね、伝わるというか。悟空とベジータがね、フュージョンしてんのがあるんだけど、あれ別録りして加工したんじゃなくて、同録なのね。目を見合わせて「せーの」で、やってんのよ。
すごいですねー!
我ながらそう思った!俺、できんだーってね!まだまだ他にもありますけどね。


第3回目またファンには堪えられないエピソードをお願いします!
劇場版は通常のTVアニメと違って、オリジナルストーリなんですごく新鮮な気持ちになるんですよ。
映画版ですね!CMとかゲームにもベジータさんは活躍中ですね。
有難いですね、必ず呼んでいただけますね。色々やりましたよ、やられ声とかね「グハッツ!」とか「ウワァ」とかね。
ベジータがいなきゃ始まりませんもんね!まとめ撮りなんですね。
キャラ別でまとめ録りですね。野沢雅子さんの悟空とかね。秒数とかあってね、ノッテきて「ウワァーーー」とかやると「すいません、もう少し短めで」とかね。「ウワァ!」って。
私は、ベジータっの笑ってるとこってイメージがないんですが、クールなイメージで。
そうかな、結構笑ってたような気がするけどね。そんなに多くはないけどね。「ウハハハハ」ってね。戦いに勝利したときとかね、ゲームで笑ってたよ。
今の、すごい貴重な生声でした!



BeForUレコーディング日記

堀川りょうキャラ列伝は今回からキャラが変わりまして「ガンダム0083」コウウラキです!その第一回目をお送りします。1月27日にめでたく5.1CH音声版DVD-BOXがリリースされるということですね!

なんといっても大人気シリーズ「ガンダム」の主役ですが、当時はどんな思いだったんでしょうか!

あんまり意識はしなかったんですよ、決まって、いざ始めるとそこ考えると出来なくなっちゃうんで、もうむしろ仕事と割り切ってやったのを覚えていますね。今思うと、もう一杯一杯だったんでしょうね、余裕なくて。競演の人もそうだし、パワーと力で押し切っちゃえ!って、最初の時ね。
同じ作品をもう一度出来るというのは、何年も経ってますがほんとに天からのご褒美と思うんですね。今やったらどうなるかもう一度やってごらんっていうね。余裕もあるし、全体像を捕らえることが出来ましたね。
当時やってたより、心のそこからガンダムを愛して出来たという。
役作りが難しいっていうのもね改めて思いました。役を演じる喜びを一回でも感じちゃうとね、もう辞められないですね。
恩返しっていうか、私のような世代の人間がね、今まで先輩から貰ってきたものをね、新しい世代に伝えていかなきゃいけないよって言われてる気がしますね。

いいお話でした!


「ガンダム0083」のコウウラキの2回目です。
まず、コウウラキというキャラクターは演じていた堀川さんから見て、どんな人物だったんでしょうか?

まぁ純粋だし、一直線だし、曲がったことが大嫌いな典型的まっすぐ坊やでしてね、私のそういう部分を総動員してやってたと思いますね(笑)最初はいっぱいいっぱいでしたからそういう意味で「まっすぐさ」って言うのが出てたんじゃないですかね。
ヒロイン役のお姉さんに「僕」って言ってたのが途中から「オレ」になってね、男の子から大人の男になっていくというね、やってて新鮮で楽しかったです。青春してましたね。
今回のリメイク、録りなおしでもね、そのへんの純粋な気持ちはそのまま行こうと、余裕というわけではなくて役者としても年数を経て物の見方も変わって、一回目では気づかなかったこととかも見えてくるんですけど、あんまり大人びないように当時の気持ちも大事にして皆もやってたと思いますね。私は当時より若く出来たと思ってます!



「ガンダム0083」コウウラキの3回目ですね!
まず素朴な疑問ですが、収録方法とかいつもとの違いはあるんですか?

特にね、ないですよ。ただもう過去にも収録してある作品だから絵も出来てる、音も聞けるのでタイミング合わせで聞きながらしたりとか出来るわけですよ。その辺がいつもと違いますね。いつもは真っ白な画面に声を入れていくんですけど、今回はもう絵も完璧、効果音もばっちりでね、緊迫感もあるしすっごく盛り上がりますよ!かっこいいーとか思ってやるから役者としても気分はノリますよ!いい刺激になってますね。


そしてより若く!ですね。じゃぁ戸惑ったこととかありますか?
過去にやったことを聞きながらやるわけで「えぇ、こんな感じだったんだ??」とか、「え?」って戸惑ったりとかね、ありますね、うれし恥ずかしですね。
堀川さんでもうれし恥ずかしいってあるんですね(笑)
ありますよ!もう何をおっしゃってるのかしら!あらイヤだ(笑)


堀川さんがコウウラキの名場面を一つ選ぶとしたら?
最終話でのヒロイン、ニナパープルトンとの和解ですかね。ガトーとの関係でね、三角関係っぽくなっててねドラマとして深いのよ。
人間味あふれてるんですね。
最後の最後でニコッと微笑みあってエンディング。そこがいいなぁと思いましたね。テーマは大人の恋愛だよ!0083は大人ですよ(笑)